【相続放棄したら家はどうなる？】空き家・負動産を放置したくない人のための解説｜株式会社コロンブス

相続放棄とは、相続人としての一切の権利と義務を放棄すること。

家庭裁判所に申述（申請）し、認められれば、最初から相続人でなかったことになります。

✅ 借金・負債も引き継がなくて済む

✅ もちろん、家や預金などのプラスの財産も一切受け取れない

相続放棄したら、その家は誰のものになる？

家の所有権は「相続順位」によって、次の人に移ります。

例：配偶者＋子 → 子が放棄したら → 兄弟 or 親へ

1.法定相続人が順番に権利を持つ

　→ 順番に「相続するか」「放棄するか」が回っていく

2.全員が放棄した場合

　→ 家は「相続人不存在」となり、最終的には国庫に帰属します（ただし一定の手続きが必要）

注意！相続放棄しても「管理義務」は残る！？

意外と知られていないのがココ：

✅ 相続放棄をしても、次の相続人が決まるまでは“管理責任”が残る

つまり、

・空き家が放置されて近所からクレーム

・不法侵入や火災が起きた

といった場合、一時的に責任を問われる可能性があります。

「相続放棄したい家」がある場合の対応策

相続放棄を考える場合、以下の対策も検討しましょう：

✅ 家を処分してから放棄するのはNG

一度でも「自分のもの」として扱ったとみなされると、放棄できなくなる可能性あり（単純承認）

👉 不用意に家を貸したり、売ったりしないよう注意！

✅ 相続前に不動産の価値を把握しておく

・解体費用がかかる？

・売却できる？

・賃貸や利活用の余地は？

👉 不動産の査定・相談は相続放棄前に！

✅ 「相続土地国庫帰属制度」も検討を

どうしても引き継げない場合は、国に土地を引き取ってもらう制度もあり（ただし費用・条件あり）

【まとめ】相続放棄＝スッキリ手放せる、ではない！

相続放棄は便利な制度ではありますが、「家を含む不動産がある場合」は慎重な判断が必要です。

・放棄後も一時的な管理責任が発生

・処分したら放棄できなくなるリスクあり

・価値がある不動産だった場合、放棄すると損する可能性も

✅ 相続放棄する前に、不動産の価値を知っておきたい

✅ 売れるか、貸せるか、活用できるかを相談したい

そんな方は、まずか無料相談をご利用ください。